生息状況 ハナビラタケは、夏から秋にかけて、主に標高一千メートル以上の亜高山帯針葉樹林
(カラマツ・モミ・枯れた樹木の根元など) に、ごくまれに発生するキノコです。
そのため、一般にはあまり知られておらず、その希少性から“幻のキノコ”と呼ばれています。 |
形状 ハナビラタケは、子実体 (キノコの実の部分) が高さ10〜30cm、直径が20〜40cmの大型のキノコです。
柄は厚さ1ミリ程度で平たく、色合いは白色から淡黄色。枝分かれを繰り返しながら成長し、花びらのように波打っている
のが特徴です。カリフラワーのような形状をしていることから、ヨーロッパやアメリカでは“カリフラワーマッシュルーム”とも
呼ばれています。 |
味 ハナビラタケは、登山家やキノコ愛好者の間では、とても美味しいキノコとして
知られています。食感は、シャキシャキしていて癖がなく、ほのかにマツタケのような香りがし、
食用としても非常に珍重されています。
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ハナビラタケが注目される理由
平成8年9月、“幻のキノコ”と呼ばれていたハナビラタケが、世界で初めての人口栽培に成功しました。
そして、その後行われた分析試験(財団法人日本食品分析センター 調査)の結果、ハナビラタケにはアガリクスで
有名になった有用成分“β−Dグルカン”が多量に含有されていることがわかり、一躍注目を集めたのです。
昔からキノコの持つ有用性は、漢方薬としても親しまれてきました。現在、国内ではシイタケからレンチナン、スエヒロ
タケからソニフィラン、カワラタケからクレスチンの3種がキノコ由来の抗ガン剤として認可されていますが、
それらのキノコを含むどのキノコと比べても、ハナビラタケほど“β−Dグルカン”が豊富なキノコは見当たりません。
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